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すぎやまこういち先生顧問就任記念!<ミニ座談会>

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ドラゴンクエストシリーズの音楽をはじめ数々のヒット曲を生み出している作曲家のすぎやまこういち先生が、この度日本センチュリー交響楽団顧問にご就任くださいました。顧問就任後、初めてご一緒させて頂いた11月2日(木)ドラゴンクエストスペシャルコンサート(会場:ザ・シンフォニーホール)の本番前に、大のドラクエファンの楽団員3名とすぎやま先生のミニ対談を行いました。すぎやま先生とその素顔に迫る楽団員たちの楽しいやりとりをぜひご一読ください。

【ミニ対談参加者】

すぎやまこういち先生

高橋宗久(副首席第2ヴァイオリン奏者)

道橋倫子(ヴァイオリン奏者)

飯田隆(ヴィオラ奏者)

望月正樹(楽団長)

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飯田:この度は我々の顧問に就任頂いてありがとうございます!顧問にご就任頂いて初めてお会いするということで、このような機会を設けさせて頂きました。

高橋:先生とはたくさんの公演でご一緒させて頂きましたが、今回こうやって楽団員みんなの想いをカタチにさせて頂いたことに、本当に感謝しております。ありがとうございます。

すぎやま:こちらこそ、ありがとうございます。僕も大変名誉なことに思っています。

高橋:まさか本当に顧問になって頂けるとは思っていなかったです。

すぎやま:いや、ありがたいことです。

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(11/2のリハーサル後、ささやかなセレモニーを行いました。)

飯田:今日は京都からいらっしゃったんですね。

すぎやま:はい、京都から来ました。

高橋:京都にも事務所があるんですか?

すぎやま:半分自宅、半分事務所です。自宅で仕事もするというスタイルなんですよ。

道橋:そうなんですか、いいですね。

高橋:作曲も京都でされるんですか?

すぎやま:ええ、仕事を京都でやることはよくあります。年間を通じて、2ヶ月くらいは京都住まいです。

高橋:やっぱり京都がお好きなんですか?

すぎやま:それもありますが、仕事上便利なこともありますね。

高橋:今日は先生に伺いたいことがたくさんありますので、よろしくお願いします。

すぎやま:はい。

高橋:質問だらけになっちゃうかもしれませんが(笑)。

すぎやま:いや、どんどん質問してください。

飯田:先生のお仕事については我々のよく触れさせて頂く部分ですが、先生のプライベートというか趣味みたいなものってあるんですか?

すぎやま:もともとカメラのコレクターをやってましたが、それは全て忙しいから止めまして。あとは“食い道楽”。食べ物が大好き。お酒を飲めない分、もっぱらそちらの方ですね。京都に居を構えた一つの理由も錦市場(京都市中京区にある生鮮食品などが並ぶ市場)だったんですけどね。今や錦市場が、市場というより観光地になっちゃって、ちょっと面影が変わってしまいましたね。でも、まぁ、京都には好きな食べ物が色々ありますからね。京都や大阪、やっぱり関西の方が関東より僕の口には合ってる。

道橋:それは嬉しいですね。

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すぎやま:僕のルーツは全部関西ですから。僕の祖父は奈良生まれだし、祖母は京都の宇治だし、親父は大阪生まれ。母親は九州、大分の竹田ですけどね。だから、味の好みもどちらかと言うと関西系です。

飯田:そうなんですか。

すぎやま:味が全然違いますもんね、関ヶ原を境にして。

道橋:うちの楽団員の中にも、ドラクエのゲームを青春時代にしてきた人がたくさんいますが、すぎやま先生もかなりのゲーマーだと伺いました。たくさんあると思うんですが、ドラクエでお気に入りのシリーズはありますか?

すぎやま:うん、それはもう、とにかくドラクエⅠを初めてやった時に、「これは面白いゲームだ」と思ったし、色々と印象に残ってますね。Ⅰ、Ⅱ、Ⅲが一つの区切りで、Ⅲも大好きでしたし、Ⅳからまた新しく始まるという感じで、それぞれのキャラクターの音楽を作るのも楽しみでしたね。そこから出発して今日(11/2)演奏するのはⅥですよね。ドラゴンクエストⅥというのはかなり規模の大きいゲームで、音楽を作るのも大変だったけれども、まぁ、かなり気合いが入りましたね。最後の「時の子守唄」、あれなんかは、僕の会心作の一つですから、今日は(演奏を)とても楽しみにしています。

道橋:そうなんですか。私たちも(演奏に)気合いが入りますね。

飯田:気持ちを入れて演奏します。

高橋:今のお言葉の分だけ、演奏が違ってきそうです。

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飯田:色々設定がシリーズごとに違いますが、やりにくかったシリーズや苦労したシリーズなどはありますか?

すぎやま:そうですね。ドラゴンクエストのゲームは堀井雄二さんが一作ごとに新しいことを考えたり、新しいシステムを作ったりするでしょ。僕も音楽に取りかかって、最初はちょっと“うろうろっ”とするんですが、堀井雄二さんの考えた意図を理解するにしたがって、だんだんとゲームに上手く入っていけるようになりますね。だから、毎回ゲームに溶け込んでいく過程もすごく楽しいということがあります。ドラゴンクエストⅥはシリーズの中でもわりと大きいゲームで、やりごたえがあって大変だったんですけれども、それだけにエンディングにたどり着いた時の感激はまたひとしおだったという記憶がありますね。

一同:そうなんですね。(納得)

高橋:すみません、いきなり曲の話からはずれますけど、これは先生にぜひ伺いたいということがあります。もし今転職されるなら、作曲家以外でご興味のある職業ってありますか?

すぎやま:そうですね。僕、小学生時代にはね、大人になったら、音楽家になるか落語家になるか、どっちかになりたいと思ってたんですね。昔からすごく落語が好きでしたし、今でも寄席の題目が変わる度にずっと行ってます。

高橋:へ〜、どちらの寄席に行かれるんですか?

すぎやま:だいたい上野ですね。上野の鈴本(東京都台東区上野にある演芸場)へ行ってずっと寄席を見て、見終わったら隣の「すしざんまい」でごはんを食べて帰るというパターンです(笑)。

高橋:ちなみにお好きなお寿司のネタはなんですか?

すぎやま:うん、いつも食べるのはね、本マグロ丼というのがありまして、メニューを見ると、だいたいどのメニューも600円台から800円台の値段なんですよ。本マグロ丼だけズドーンと突き抜けて2,700円。

一同:高い!(笑)

すぎやま:全部本マグロで、これが上手いんだわ。

道橋:私からも質問させてください。ドラクエのゲームで、もしすぎやま先生が仲間にするならどのモンスターを仲間にしたいですか?

すぎやま:モンスターの中で?うん、やっぱり、スライムがいいかな、かわいいから。ラーミアはモンスターじゃないもんね。ドラキーもいいですね。ドラキーは燕尾服を着て、指揮者の格好をしたら似合うんじゃないかな。

飯田:そうか、ドラキーはドラキュラっぽい感じですもんね。

道橋:ちょっと牙が生えて。

高橋:なんかにっこりしてる感じですよね。

すぎやま:燕尾服が似合うドラキーもかわいいね。

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高橋:すぎやま先生は、お休みの日は何をされているんですか?

すぎやま:DSでゲームをやるか、それから読書かな。年間本を200冊くらい消費します。ば〜と見る感じに近いので、熟読というより消費すると言った方がいいと思う(笑)。

高橋:ジャンルはいろいろだったりするんですか?

すぎやま:いや、わりと偏ってるかな。

高橋:どんなジャンルですか?

すぎやま:政治、経済、サイエンス系が主ですね。(奥様:「ゴルゴ13」です。)えっ?あ、「ゴルゴ13」はだいたい全部見てるね。「ゴルゴ13」はさいとう・たかをさんのチームが世界の色々な情報をよく集めててね。それがもとになってるから面白いんですよ。

飯田:最後にお聞きします。センチュリーの顧問に就任して頂きましたが、センチュリーの魅力というか、こういうところを伸ばしていったらいいんじゃないかと先生が思われるようなところがあったら教えて頂けますか?

すぎやま:もともとセンチュリー交響楽団というのは、団として素晴らしいものを持っているし、すごく良いオーケストラだと思っていました。顧問になるということは本当に名誉なことなので、どういうカタチでお役に立てるかなと思っています。オーケストラと何をしていったらいいかなと。むしろ僕の方からお伺いしたいくらいです。僕にどういうことをしてほしいのか、どういうカタチで一番お役に立てるかを伺ってそれをがんばりたいと思ってますね。

一同:ありがとうございます。

すぎやま:ですからオーケストラの関西での位置付けとか、団の中のこととか、僕は外からだからわからないことも多いので、むしろ教えて頂いて、僕ができることがあれば全力で取り組みたいと思います。顧問という名前を頂いたことは、音楽家として本当に名誉なことですから、がんばります。

高橋:僕ら関西の中では“すぎやま先生愛”はどのオケよりも勝ってると思ってますんで(笑)。

道橋:そこだけはね(笑)。

飯田:そこだけは自信を持って言いたいと思います。今日は本当にありがとうございました。

すぎやま先生の力強いお言葉も頂き、楽団としてますます飛躍できるよう頑張っていきたいと思います!どうぞ日本センチュリー交響楽団の演奏や取り組みに、引き続きご期待ください。

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