CONCERT コンサート情報

センチュリー豊中名曲シリーズ Vol.3

特別演奏会

センチュリー豊中名曲シリーズ Vol.3

15:00開演

豊中市立文化芸術センター 大ホール

指揮:延原 武春/クラリネット:持丸 秀一郎

ウェーバー
歌劇「オベロン」 序曲

モーツァルト
クラリネット協奏曲 イ長調 K.622

ベートーヴェン
交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 「田園」

●聴きどころ

センチュリー豊中名曲シリーズ Vol.3
初秋を彩る9月の公演、関西では日本テレマン協会でお馴染みの延原武春を指揮者に迎えベートーヴェンの「田園」に取り組みます。主催公演での延原氏とセンチュリーの共演はなんと初めてとなります。第6番の「田園」はベートーヴェン自身が田園交響曲と呼んでいるように「自然」をテーマにしています。「田舎に着いて起こる、はればれした気分の目覚め」「小川のほとりの場面」「雷雨、雷」など各楽章に表題も付けられていますので、情景をイメージしながらお聴きいただければと思います。
自然を意識し、木をふんだんに使って設計された豊中市立文化芸術センター。ホール自身もこの曲が演奏されることを心より喜んでいるでしょう。
さて前半の聴きどころであるモーツァルトのクラリネット協奏曲。当団の首席クラリネット奏者である持丸秀一郎がソリストとして登場します。モーツァルトが最晩年に残した作品で、協奏曲としては最後のものになります。記録では1791年9月から11月作曲とあるのでまさに他界する1ケ月前ということになります。
ウィーンの名クラリネット奏者、アントン・シュタードラーに惚れ込んで作曲されましたが、当時オーケストラ編成としてはまだ新参物であったこの楽器の魅力を鋭くとらえた作品です。特に第2楽章のどこか憂いに満ちた旋律は自らの最期を予感していたのではと感じさせるものがあります。とある公演でのマエストロ延原とセンチュリーの再会がこのプログラムを生みだすきっかけになりました。是非お楽しみください。