CONCERT コンサート情報

いずみ定期演奏会 No.38

定期演奏会

いずみ定期演奏会 No.38

19:00開演

いずみホール

指揮:飯森 範親/ヴァイオリン:堀米 ゆず子

ハイドン
交響曲 第38番 ハ長調 Hob.Ⅰ:38 「こだま」

モーツァルト
ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216

ハイドン
交響曲 第26番 ニ短調 Hob.Ⅰ:26 「嘆き

ハイドン
交響曲 第47番 ト長調 Hob.Ⅰ:47 「回文」

●聴きどころ

いずみ定期演奏会 No.38
今シーズン最後のハイドンマラソンは、前回に続いて「シュトルム・ウント・ドランク(疾風怒濤(しっぷうどとう))」時期の作品をお届けいたします。第38番の「こだま」というニックネームは、第2楽章の1stヴァイオリンと弱音器を付けた2ndヴァイオリンの反復がエコーのように聴こえることから名付けられたようです。第26番「嘆き」はグレゴリオ聖歌の旋律を引用しており、「インチピト・ラメンタチオ(哀歌が始まる)」という旋律は他の曲にもしばしば用いられています。第47番は第3楽章のメヌエット、トリオ共に回文構造になっていることから「パリンドローム(回文)」という愛称で呼ばれることもあるようです。
個性的な3つの交響曲に加えて採り上げるのはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番です。別名「シュトラスブルク協奏曲」ともいわれており、フランス的な要素が取り入れられた傑作です。この名曲を、ベルギーを拠点に世界中で活躍する堀米ゆず子との共演でお届けします。