CONCERT コンサート情報

第207回 定期演奏会

定期演奏会

第207回 定期演奏会

19:00開演

ザ・シンフォニーホール

指揮:飯森 範親/ピアノ:ヤン・イラーチェク・フォン・アルニン

2016年
3月25日(金) 19:00開演
3月26日(土) 15:00開演

ラフマニノフ
ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18

チャイコフスキー
交響曲「マンフレッド」 作品58

楽団員が語る聴きどころ

第207回 定期演奏会 首席ヴィオラ奏者 丸山 奏
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、世界中で愛されるロマンティックで情熱的な作品です。私がこの曲を初めて聴いたのは五歳くらいの時。エリザベス・テイラー主演の映画《ラプソディ》の中でヒロイン、ルイーズの夫でピアニストのジェイムズが弾いていたものでした。ルイーズは元恋人でヴァイオリニストのポールを愛しているにもかかわらずジェイムズと結婚し、ジェイムズは自分は愛されていないと知っていながらルイーズへの一途な想いで結婚します。映画のクライマックスでジェイムズはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏します。ルイーズへの愛に苦しみながら、押さえることのできない想いを込めて。ルイーズはジェイムズの弾くラフマニノフに心を打たれ、涙を浮かべながら、ジェイムズへの本当の愛に目覚めるのです。私はこの映画を見てからこの作品に夢中になりました。音楽には愛が溢れています。