CONCERT コンサート情報
第221回定期演奏会
定期演奏会
第221回定期演奏会
19:00開演
指揮:デイヴィッド・アサートン/ヴァイオリン:郷古 廉/
ハープ:髙野 麗音
2017年
11月17日(金) 19:00開演
11月18日(土) 14:00開演
メンデルスゾーン
序曲「フィンガルの洞窟」 作品26
ブルッフ
スコットランド幻想曲 作品46
ディーリアス
劇付随音楽「ハッサン」より間奏曲、セレナーデ
エルガー
創作主題による変奏曲「エニグマ」 作品36
●聴きどころ
第221回定期演奏会
名匠デイヴィッド・アサートンを迎えての今回のプログラムは、氏の故国である英国に因む作品をセレクトしました。前半の二曲はドイツロマン派の作曲家がスコットランドの印象を美しい音に紡いだ作品です。20歳のメンデルスゾーンが初めて訪れたスコットランドのヘブリデス諸島で奇岩に霊感を得て丁寧に書き上げた、序曲「フィンガルの洞窟」。メンデルスゾーンへの尊敬の念を絶やさなかったというブルッフが、スコットランド民謡から自由に発想を得た「スコットランド幻想曲」。ヴァイオリン独奏には圧倒的な存在感を誇る俊英、郷古廉を迎えます。後半にはイングランド出身のディーリアスとエルガーのコクのある作品が並びます。劇音楽「ハッサン」はディーリアスの最も興行的に成功した作品で、間奏曲とセレナードは単独でも取り上げられる佳曲です。エニグマ変奏曲の「エニグマ」とはギリシア語で「謎かけ」という意味で、エルガーがかけた謎の多くは解明されているものの、深く美しい旋律の影では、まだ誰も知らない謎が隠れていると言います。日本センチュリー交響楽団がエニグマ変奏曲を演奏するのは2006年の第116回定期演奏会以来で11年ぶりのことです。より深みを増したオーケストラの響きにご期待下さい。