CONCERT コンサート情報
センチュリー豊中名曲シリーズ Vol.6
特別演奏会
センチュリー豊中名曲シリーズ Vol.6
15:00開演
指揮・チェロ:鈴木 秀美
ボッケリーニ
チェロ協奏曲 ト長調 G.480
モーツァルト
交響曲 第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」
ベートーヴェン
交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
●聴きどころ
センチュリー豊中名曲シリーズ Vol.6
18世紀オーケストラ、ラ・プティット・バンド、バッハ・コレギウム・ジャパンといった名門古楽オーケストラでチェロ奏者として活躍した鈴木秀美を指揮者に迎えます。オリジナル楽器を用いて古典派音楽を専門に演奏するオーケストラ・リベラ・クラシカを主宰し、2013年からは山形交響楽団の首席指揮者を務めていてオーケストラ、聴衆の双方から強い信頼を得ています。
今回のプログラムでは、冒頭に自身の弾き振りによる、ボッケリーニのチェロ協奏曲ト長調が置かれました。ハイドン、モーツァルトと同じ時代に、イタリアそしてスペインで活躍したボッケリーニはチェロの名手として活発な演奏活動を展開して、その名はヨーロッパ中で広く知られていました。モーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」は、モーツァルト家が懇意にしていたザルツブルクの大富豪ハフナー家が、貴族になったことへのお祝いとして書かれたセレナードを交響曲に改作した作品です。皇帝ヨーゼフ2世臨席のウィーンでの初演は大成功だったと伝えられています。ベートーヴェンの交響曲第8番は人気作の第7番と共に初演されましたが、ベートーヴェン自身が「作品の完成度が高すぎて、この曲は聴衆に理解されないのだ」と語ったと言われています。随所に仕掛けが施された作品は、まさに「二管編成の極致」と言えるシンフォニーです。古典作品を知り尽くした鈴木秀美が、センチュリーのお家芸と言える古典派プログラムをどのように捌くのか、とても楽しみなコンサートです。