CONCERT コンサート情報

第233回定期演奏会

定期演奏会

第233回定期演奏会

19:00開演

ザ・シンフォニーホール

指揮:ミシェル・タバシュニク/ヴァイオリン:アレクサンドラ・スム

ラロ
スペイン交響曲 作品21

モーツァルト
交響曲 第36番 ハ長調「リンツ」K.425

ストラヴィンスキー
バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)

●聴きどころ

第233回定期演奏会
今シーズンを締めくくる定期演奏会には、ブリュッセル・フィルの名誉指揮者のミシェル・タバシュニクを迎えます。マルケヴィッチ、ブーレーズといった指揮者の薫陶を受け、カラヤンに才能を認められたタバシュニクが、センチュリーとの初共演でプログラムに挙げたのがストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」1919年版です。作曲者自身によって二管編成で組まれたこの作品を、センチュリーは十八番として機会があるごとに取り上げて来ました。先に名前を挙げたストラヴィンスキー演奏の大家の流れを汲むタバシュニクがどのような音楽を魅せるのか、期待が高まります。モーツァルトの交響曲第36番「リンツ」は、リンツ滞在中に当地の貴族からの依頼で、わずか4日間で書き上げたという、天才の証明のようなエピソードが残る作品です。ラロのスペイン交響曲は名ヴァイオリニストのサラサーテのために書かれました。5楽章から成る作品は、スペインの情緒溢れる旋律がふんだんに盛り込まれ、独奏ヴァイオリンの情熱的で技巧的なパッセージが、聴衆を一気にスペインの情景に引き込みます。ソリストのアレクサンドラ・スムはロシア出身でパリを拠点に活躍するヴァイオリニストです。イスラエル・フィルを始め世界各国のオーケストラのソリストに招かれ、ヴェルヴィエ音楽祭やシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭など数多くの音楽祭で室内楽奏者としても活躍しています。