CONCERT コンサート情報

第228回定期演奏会

定期演奏会

第228回定期演奏会

19:00開演

ザ・シンフォニーホール

指揮:ガエタノ・デスピノーサ/ピアノ:アレクセイ・ヴォロディン

ラヴェル
組曲「クープランの墓」

プッチーニ
交響的奇想曲

ブラームス
ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83

●聴きどころ

第228回定期演奏会
ガエタノ・デスピノーサが7年ぶりの定期演奏会再登場です。プログラムの前半にはラヴェルとプッチーニの色彩感溢れる作品が並びました。クープランの墓は、ピアノ曲として書かれた作品を、作曲者自ら管弦楽に編曲した4曲からなる組曲です。オーボエをはじめ木管楽器に最高度の演奏技巧が要求される作品ですから、センチュリーが誇る木管陣の活躍が楽しみです。プッチーニのミラノ音楽院の卒業作品である交響的奇想曲は、まだヴェルディやワーグナーの影響も感じる、若い作曲家のやりたいことが詰まった作品です。オペラを得意とするデスピノーサが同郷の「偉大なる若手」にどのようなアプローチをかけるのか興味深いところです。ブラームスのピアノ協奏曲第2番は交響曲に匹敵する規模の作品で、オーケストラにも沢山の聴き所があります。第1楽章冒頭のホルンのソロや第3楽章のチェロの長大なソロ等、センチュリーの名手たちの活躍も楽しみです。ソリストのアレクセイ・ヴォロディンは1977年レニングラード生まれで、モスクワ音楽院では名ピアニストのヴィルサラーゼの下で学びました。繊細なタッチが生み出すダイナミックな音楽表現は世界中の聴衆を魅了しています。ゲルギエフ率いるマリインスキー劇場管弦楽団のアーティスト・イン・レジデンスも務めた俊英との共演に期待が高まります。